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2014/6/16

西欧

BASFと三井化学アグロ、殺虫剤分野で提携

この記事の要約

三井化学アグロは11日、殺虫剤分野で独BASFと独占開発・ライセンス契約を締結したと発表した。三井化学アグロが見出した新規殺虫剤「MCI-8007」について、日本など一部の国を除く世界的な独占商業化権をBASFに付与する […]

三井化学アグロは11日、殺虫剤分野で独BASFと独占開発・ライセンス契約を締結したと発表した。三井化学アグロが見出した新規殺虫剤「MCI-8007」について、日本など一部の国を除く世界的な独占商業化権をBASFに付与する。両社は今後、共同開発を推進し、2016年の日本での登録申請を皮切りに、世界各国で登録申請していく予定だ。

MCI-8007は新しい作用性を持つ殺虫剤で、既存剤に抵抗性を持つ害虫にも効果がある。適用対象は葉菜類、果菜類、マメ類、綿花、トウモロコシ、イネなどで、住宅地の害虫駆除にも投入できる。対象となる害虫は農作物で問題となるチョウ目や甲虫目、および生活環境で問題となるシロアリ、アリ、ゴキブリ、ハエなど。

三井化学アグロはBASFとグローバル提携することで海外事業展開を加速する考えだ。