EU統計局ユーロスタットが12日発表したユーロ圏の3月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比で0.1%低下し、2カ月連続で低迷した。市場は0.3%程度の上昇を予想していたが、エネルギーが大きく落ち込み、マイナスとなった。(表参照)
エネルギーは3.2%低下した。その他の分野は上昇。上げ幅は中間財が0.3%、資本財が0.2%、耐久消費材が0.9%、非耐久消費材が2.1%だった。
EU28カ国ベースの鉱工業生産指数は横ばい。主要国ではドイツ、英国、スペインが落ち込んだ。
前年同月比ではユーロ圏が1.9%、EUが2.4%の上昇。上げ幅はそれぞれ前月の1.4%、2.1%を上回った。
