ポーランド統計局が9日発表した2014年1~4月期の貿易収支(速報値)は7億640万ユーロの黒字となった。輸出は前年同期比6.6%増の534億2,870万ユーロ、輸入は3.3%増の527億2,230万ユーロだった。
ズロチ建てでは輸出高は7.7%増の2,232億9,730万ズロチ、輸入高は4.4%増の2,203億2,070万ズロチ。貿易収支は前年同期の37億ズロチの赤字から29億7,660万ズロチの黒字に好転した。
貿易収支を地域別に見ると、最大の貿易相手であるEUが102億6,150万ユーロの黒字(輸出410億3,620万ユーロ、輸入307億7,470万ユーロ)、EU加盟国を除く中東欧(アルバニア、ベラルーシ、ロシア、モルドバ、ウクライナ)が32億6,080万ユーロの赤字(輸出39億5,420万ユーロ、輸入72億1,500万ユーロ)、途上国が66億3,020万ユーロの赤字(輸出46億8,300万ユーロ、輸入113億1,320万ユーロ)だった。
輸出高全体に占めるEUの比率は76.8%で前年同期から1.7ポイント拡大したが、EU加盟国を除く中東欧は7.4%で1.5ポイント低下した。一方、輸入高では途上国が21.4%で1.5ポイント拡大したが、EU加盟国を除く中東欧は13.7%で0.8ポイント低下した。