ロシアのオンライン検索サービス最大手ヤンデックスは25日、モルドバの首都チシナウでオンデマンド型のタクシー配車サービス「ヤンデックス・タクシー」を開始した。オンラインアプリケーションを使って顧客の位置情報などを確認し、迅速かつ低価格のサービスを提供する。モルドバの顧客はルーマニア語でもアプリを利用できる。
ヤンデックスはロシア、ルーマニア、ウクライナ、ベラルーシ、アルメニア、グルジア、カザフスタンで配車サービスを展開している。事業は急拡大しており、今年1~3月期の利用数は前年同期比で484%増となり、売上高は75%増の7億7,800万ルーブル(約1,120万ユーロ)に達した。
ヤンデックスは13日、米ウーバーとロシア・CIS諸国のライドシェアサービス事業を統合することで合意した。ロシア、アゼルバイジャン、ベラルーシ、アルメニア、グルジア、カザフスタンの127都市が対象となる。