欧州の4証券取引所を運営するユーロネクストが20日、パリ、アムステルダム、ブリュッセルで上場した。初値は19.4ユーロで、新規株式公開(IPO)の公募価格の20ユーロを3%下回り、低調なデビューとなった。
パリ、アムステルダム、リスボン、ブリュッセルの証券取引所を運営するユーロネクストは、ニューヨーク証券取引所を運営するNYSEグループと2007年に合併し、「NYSEユーロネクスト」に改名。昨年に米インターコンチネンタル取引所(ICE)に買収された。
ICEはユーロネクストの分離・上場を決め、同社の発行済み株式の60.36%を公開した。公募価格に基づく時価総額は14億ユーロとなる。