ルノー・日産、中国の東風とEVを共同開発

仏自動車大手ルノーと日産自動車は8月27日、両社の連合が中国の東風汽車集団と電気自動車(EV)を共同開発すると発表した。合弁会社「eGTニュー・エナジー・オートモーティブ」を設立し、中国向けの小型EVを開発する。

合弁会社の出資比率はルノー、日産がそれぞれ25%、東風が50%。ルノー・日産連合の小型SUV車の車台をベースとしたEVを東風と共同開発し、湖北省十堰市にある東風の工場で生産する。2019年の生産開始を予定している。

中国自動車市場では、政府の環境規制でEVなど環境対応車の需要増大が見込まれる中、フォードが先ごろ安徽衆泰汽車とEV生産の合弁会社設立を発表するなど、外国と国内メーカーが提携してEV生産を拡大する動きが出ている。ルノー・日産連合はこうした潮流に乗り遅れないようにするため、既にガソリン車生産で提携している東風とEVでも組むことを決めた。

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