日野自動車がロシアに組立工場、18.9億円投資へ

日野自動車は10日、ロシアに組み立て工場を建設すると発表した。大きな成長が見込まれる同市場での販売拡大が狙い。現地生産を通じて競争力を高めるとともにブランド力を強化する。投資額は18億9,000万円(約10億ルーブル)。50人を新規雇用し、2019年に生産を開始する。

日野自動車によると、組立工場の立地はモスクワ・シェレメーチエヴォ国際空港に近く、アクセスに優れる。敷地面積は約5万平方メートル。来春着工し、2019年半ばにまず中型トラックから生産を開始する。翌年半ばからは小型トラックも手がけ、中小型トラック合わせて年間2,000台前後を出荷する。

日野自動車は2008年、三井物産と合弁でモスクワにトラック販売会社「日野モータース・セールス(日野ロシア)」を設立。今年9月末までに累計1万2,000台を販売した。今回の工場建設計画では、モスクワ州と協力協定を結んでいる。

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