EU統計局ユーロスタットが12月19日に発表したユーロ圏の2017年7~9月期の労働コスト(時間当たり)上昇率は、物価変動を加味しない名目ベースで前年同期比1.6%となり、前期の1.8%から0.2ポイント縮小した。(表参照)
労働コストの大部分を占める賃金・給与が1.6%、非賃金コストが1.5%の幅で上昇した。業種別の上昇率は工業が1.5%、建設業とサービス業が2.1%だった。
EU28カ国ベースの労働コスト上昇率は2.1%。国別ではルーマニアが16.5%で最高だった。主要国はドイツが2.2%、フランスが1.7%、英国が1.8%、イタリアが0.5%、スペインが0.1%となっている。