中国自動車大手の浙江吉利控股集団は12月27日、スウェーデンの商用車・重機大手ABボルボに8.2%を出資し、筆頭株主になると発表した。傘下のスウェーデン乗用車大手ボルボ・カーに続き、経営に参加することになる。
吉利はスウェーデンの投資会社セビアン・キャピタルから同株式を取得する。議決権ベースの出資比率は15.6%。スウェーデンのファンドの21.8%に次ぐ規模となる。出資額は非公表だが、スウェーデンのメディアは32億5,000万ユーロと報じている。
ABボルボはボルボ・カーの親会社だったが、1999年に同社を米フォードに売却。2010年に吉利がボルボ・カーを買収していた。