H&M、不採算店の閉鎖を加速

欧州衣料小売り大手のヘネス・アンド・マウリッツ(=H&M、スウェーデン)が1月31日発表した2017年11月通期決算の純利益は161億8,400万スウェーデンクローナ(約2,260億円)となり、前期から13%減少した。これを受けて18年は不採算店の閉鎖を加速させる計画だ。

売上高は4%増の2億スウェーデンクローナ。ネット通販を利用する人が増えているため、実店舗での販売が不振で、小幅の増収にとどまった。

同社は17年に479店を新規出店した一方で、不採算の91店を閉鎖。388店の純増となった。今年は新規出店を390店に縮小、閉鎖を170店に拡大し、出遅れているネット通販事業を強化する方針だ。

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