独シーメンスが1月31日発表した2017年10~-12月期(第1四半期)決算の純利益は21億8,900万ユーロで、前年同期から12%増加した。保有していた照明大手オスラムの株式売却と、米国の減税が収益を押し上げた。
製造部門の利益は14%減の22億800万ユーロと振るわなかった。火力発電の需要減や為替差損が響いた。
金融部門を含む継続事業ベースの売上高(内部取引を除く)は198億2,300万ユーロで、3%増加した。
継続事業ベースの新規受注高は、14%増の224億7,700万ユーロと大幅に伸びた。スペインの風力発電設備大手ガメサを買収したことで水準が押し上げられたほか、モビリティ部門で受注が49%、デジタルファクトリー部門でも同31%増えたことが大きい。