仏PSA、スロバキアでEV生産へ

仏自動車大手PSAグループがスロバキアで電気自動車(EV)を生産する。同社のカルロス・タバレス最高経営責任者(CEO)がこのほど明らかにしたもので、西部のトルナヴァ工場で今後数カ月内の生産開始を予定する。

タバレスCEOはトルナヴァ工場で生産するモデルがPSAの小型EVモデルに使用しているCMP(コモン・モジュラー・プラットフォーム)の採用車であることも明らかにした。CMPはPSAが中国の提携先である東風汽車と共同開発したもので、1つの生産ラインでエンジン車とEVを混流生産できる強みがある。

生産するEVのモデル名は明らかにされていない。トルナヴァ工場では小型車のシトロエン「C3」とプジョー「208」を生産しており、このどちらかのEVモデルである可能性が高い。

スロバキアではすでにフォルクスワーゲン(VW)がブラチスラバ工場でEVモデル「e-UP!」の生産を開始している。

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