ポーランドの物流大手OTロジスティクスは14日、セルビアのベオグラードに新会社OTLフォワーディングを設立したと発表した。南東欧諸国の顧客に貨物輸送や船荷積み替えなどのサービスを提供し、潜在成長力の大きい同地域の物流市場で事業拡大を狙う。
新会社はセルビア、クロアチア、スロベニア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、マケドニアの顧客を対象に、陸路、河川、鉄道、空路を複合的に使って多様なサービスを提供する。アドリア海沿岸のコンテナ港での船荷積み替えサービスでは、特にOTロジスティクスが35.26%を出資するクロアチアのリエカ港で取扱量の増加を目指す。
新会社はまた、バルト海からアドリア海、黒海に至るOTロジスティクスの輸送ルートの開発事業でも重要な位置づけにあり、中欧諸国の物流活発化への貢献が期待されている。