韓国の対ポーランドFDI、17年は過去最高

韓国企業によるポーランドへの直接投資(FDI)が拡大している。ポーランド投資・貿易庁(PAIH)がこのほど公表したデータによると、2017年は前年から3億ユーロ拡大し、中国を約5億ユーロ上回る約19億ユーロに達した。投資案件は10件で米国の51件を大きく下回るが、大型プロジェクトが多いことが特徴となっている。

韓国企業の対ポーランドFDIは15年の8億ユーロ超から急拡大している。主要分野は電子機器、家電、自動車。最近ではLG化学が13億ユーロ超を投じ、欧州最大規模の電気自動車(EV)用リチウムイオン電池工場を建設している。南西部ヴロツワフにある同工場は世界中の自動車メーカーの需要に応える拠点を目指し、年内の開所を予定する。

PAIHと大韓貿易投資振興公社(KOTRA)は昨年6月、15年以上にわたる協力関係をさらに強化するため新たな戦略提携で合意した。貿易促進、事業分野の情報交換、投資・貿易関連イベントなどで協力を深める。PAIHは今年ソウルに事務局を開設する。

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