ユーロ圏鉱工業生産、2カ月連続で低迷

EU統計局ユーロスタットは12日、ユーロ圏の7月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比で0.8%低下したと発表した。低下は2カ月連続。ドイツの不振が大きく影響しているもようだ。(表参照)

下げ幅は前月と同水準。分野別ではエネルギーが0.7%、資本財が0.8%上昇したが、中間財が0.8%、耐久消費財が1.9%、非耐久消費財が1.3%の幅で落ち込んだ。

EU28カ国ベースの鉱工業生産指数は0.7%低下。主要国はドイツとイタリアが1.8%、スペインが0.3%の低下となった。フランスは0.7%、英国は0.2%上昇した。

前年同月比ではユーロ圏が0.1%の低下となり、前月の2.3%上昇からマイナスに転じた。EUは0.8%上昇したが、上げ幅は前月の2.5%を大きく下回った。

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