ユーロ圏労働コスト上昇率、4~6月は6年ぶり高水準

EU統計局ユーロスタットが14日発表したユーロ圏の2018年4~6月期の労働コスト(時間当たり)上昇率は、物価変動を加味しない名目ベースで前年同期比2.2%となり、12年7~9月期以来、約6年ぶりの高水準に達した。(表参照)

上昇率は前期を0.1ポイント上回る水準。労働コストの大部分を占める賃金・給与が1.9%、非賃金コストが2.9%の幅で上昇した。業種別の上昇率は工業が2.2%、建設業が2.7%、サービス業が2.5%だった。

EU28カ国ベースの労働コスト上昇率は、前期を0.2ポイント下回る2.6%。国別ではルーマニアが15.6%で最高だった。主要国はドイツが2%、フランスが2.4%、イタリアが3.6%、英国が2.9%、スペインが0.7%となっている。

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