化学大手の独ヘンケルは12日、本社所在地のデュッセルドルフに新設する接着剤部門のグローバル技術革新センターの着工式を行った。これまで市内各地の拠点に分散していた研究・開発(R&D)要員を一カ所に集約。また、新開発の接着剤、シーリング材、機能性塗料を顧客企業に直接、プレゼンテーションするとともに、意見の交換を行う。全世界の拠点とネットワークでつながるため、開発した製品を各地のニーズに適合させることも可能だとしている。
1億3,000万ユーロ強を投じて7階建てのセンターを建設する。床面積は約5万平方メートル。2020年末までに完成させ、開設後は専門要員350人強が勤務する。同社は世界の約13万社に製品を供給している。