国際通貨基金(IMF)は8日発表した最新の世界経済見通しで、ユーロ圏の2018年の予想成長率を2%とし、前回(7月)の2.2%から0.2ポイント下方修正した。米国と中国の貿易戦争が世界的に景気を悪化させるとの判断に基づくもの。19年については前回と同じ1.9%に据え置いた。
EUの予想成長率は18年が2.2%、19年が2%で、それぞれ0.2ポイント、0.1ポイント下方修正した。主要国の18年の成長率はドイツが1.9%、フランスが1.6%、イタリアが1.2%、スペインが2.7%、英国が1.4%。ドイツは0.2ポイント、フランスは0.2ポイント、スペインは0.1ポイントの幅で引き下げられた。イタリアと英国については据え置いた。