EU統計局ユーロスタットが10月31日発表した9月のユーロ圏の失業率は8.1%で、3カ月連続で横ばいだった。景気の緩やかな回復に伴い、2008年11月以来の低水準を維持している。(表参照)
EU28カ国ベースの失業率は前月と同水準の6.7%。主要国はドイツが3.4%、フランスが9.3%、イタリアが10.1%、スペインが14.9%となっている。ギリシャは7月時点で19%と、依然として域内最悪の水準となっているが、前月から0.1ポイント改善した。
同月の失業者数は、ユーロ圏が前月を2,000人上回る1,315万3,000人、EUが同3万5,000人減の1,657万4,000人と推定されている。