日立、伊鉄道信号メーカーに追加出資

日立製作所は10月29日、鉄道信号システムを手がける伊子会社アンサルドSTSの株式約31.79%を取得すると発表した。これによってアンサルドSTSに対する持ち株比率は約82.6%に拡大。残る株式も株式公開買い付け(TOB)を実施して取得する計画で、実現すればアンサルドSTSを完全子会社化する。

日立は米ファンドのエリオットが保有するアンサルドSTSの株式(約6,359万株)を1株当たり12.7ユーロで取得する。取引額は約8億800万ユーロ。12月2日の取引完了を予定している。

日立は2015年、伊防衛・航空宇宙大手フィンメカニカの子会社だったアンサルドSTSの株式40%を7億7,300万ユーロで取得。その後に株式を買い増して出資比率を約51%に引き上げ、子会社化していた。

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