チェコ中銀が追加利上げ、政策金利1.75%に

チェコ中央銀行は1日、主要政策金利である14日物レポ金利を0.25ポイント引き上げ、1.75%とした。利上げは今年5回目で、金融引き締めに転じた昨年8月以降では7回目となる。8月からの利上げ幅は計1.7ポイントに達した。

通貨コルナが値下がりし、輸入コストの増大を招いてインフレが高止まりしていることから追加利上げに踏み切った。ロンバート金利(上限金利)も0.25ポイント、公定歩合(下限金利)は0.2ポイント引き上げ、それぞれ2.75%、0.75%に設定した。

同国の9月のインフレ率は2.3%で、前月から0.2ポイント縮小したものの、依然として中銀が目標とする2%を上回る状況が続いている。過去12カ月の平均上昇率は2.3%。

中銀は昨年8月に9年半ぶりの利上げに踏み切り、金利を0.05%から0.25%に引き上げた。今年は2月、6月、8月、9月に追加利上げを行い、それぞれ0.75%、1%、1.25%、1.5%としていた。

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