EU統計局ユーロスタットが14日発表したユーロ圏の9月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比で0.3%低下し、2カ月ぶりのマイナスとなった。前月は1.1%上昇し、3カ月ぶりに伸びを記録していた(表参照)
分野別では資本財が0.3%上昇したが、中間財が0.3%、エネルギーが1.7%、耐久消費財が0.7%、非耐久消費財が1.3%の幅で落ち込んだ。
EU28カ国ベースの鉱工業生産指数は0.2%低下。主要国はドイツとイタリアが0.2%、フランスが1.8%、スペインが0.8%の幅で低迷した。英国は横ばいだった。
前年同月比ではユーロ圏が0.9%、EUが1.1%の上昇となったが、上げ幅はそれぞれ前月の1.1%、1.3%を下回った。