欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2014/7/21

西欧

独SAPが23%減益、訴訟関連の引当金響く

この記事の要約

業務用ソフト大手の独SAP(ヴァルドルフ)が17日発表した2014年4~6月期(第2四半期)決算の純利益は5億5,600万ユーロとなり、前年同期から23%減少した。米同業ベルサタから特許侵害で訴えられている係争に絡む引当 […]

業務用ソフト大手の独SAP(ヴァルドルフ)が17日発表した2014年4~6月期(第2四半期)決算の純利益は5億5,600万ユーロとなり、前年同期から23%減少した。米同業ベルサタから特許侵害で訴えられている係争に絡む引当金2億8,900万ユーロの計上が響いた。

売上高は2%増の41億5,100万ユーロ。ユーロ高の影響で小幅の伸びにとどまった。部門別の売上高は、クラウドサービスがベンダー・マネジメント・システム(VMS)の有力プロバイダーである米フィールドグラスの買収効果で52%増の2億4,100万ユーロと急拡大した一方で、ソフト販売部門2%減の9億5,700万ユーロと低調だった。