独家電BSH、ルーマニアに洗濯機工場建設

独ボッシュ・グループ傘下の家電大手BSHがルーマニアに洗濯機工場を建設する。今年3月末に建設用地を取得済みで、このほど建設地となる国内中西部のシメリア市当局と建設契約を交わした。投資額は4億5,400万レウ(9,720万ユーロ)で、そのうち1億レウを政府の助成で賄う。年内に着工し、2020年に生産開始する計画だ。

ルーマニア工場はBSH洗濯機事業ではドイツ、スペイン、ポーランドに次ぐ第4の欧州生産拠点となる。約40万平方メートルの敷地に生産棟、物流施設、事務施設を建設し、事業成長を支える新たな基盤として整備する。製品は欧州市場向けで、2022年までに年産能力100万台超を目指す。従業員数は約700人を予定する。

BSHは1999年にルーマニア子会社を設立。「ボッシュ」、「ネフ」、「ツェルマー」の3ブランドで冷蔵庫、調理器、食洗器、洗濯機、ドライヤー、掃除機などを製造・販売している。

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