ロシア検索サイト最大手のヤンデックスが6日、人工知能(AI)をフル活用したスマートフォン「ヤンデックスフォン」を国内で発売した。同社によると、独自のAI「アリス」がヤンデックスの様々なアプリに介在し、ユーザーの日常生活の快適性向上に寄与する。
「アリス」はこれまでも一般のスマートフォンに搭載されたヤンデックスアプリで利用できたが、「ヤンデックスフォン」では交通情報や天気予報の通知、音楽リストの提案、商品の注文、旅券の予約など、3万4,000超の機能を統合的に利用できるようになる。
「ヤンデックスフォン」の販売価格は1万7,990ルーブル(270ドル)。購入後6カ月間、ヤンデックスの音楽配信サービスの無料利用やタクシーサービスの料金割引を提供する。また、タクシーサービス利用者には300ルーブルの残高が付与され、マネーサービス利用者には3カ月間、買い物購入額の10%を還元するなど多様な特典がついている。