EU統計局ユーロスタットが14日発表したユーロ圏の2018年7~9月期の労働コスト(時間当たり)上昇率は、物価変動を加味しない名目ベースで前年同期比2.5%となり、上げ幅は前期の2.3%から0.2ポイント拡大した。(表参照)
労働コストの大部分を占める賃金・給与が1.4%、非賃金コストが3%の幅で上昇した。業種別の上昇率は工業が2.2%、建設業とサービス業が2.9%だった。
EU28カ国ベースの労働コスト上昇率は、前期から横ばいの2.7%。国別ではルーマニアが13.9%で最高だった。主要国はドイツが2.7%、フランスが2.3%、イタリアが2.5%、英国が2.1%、スペインが2.8%となっている。