スペイン中堅銀行のリベルバンクとユニカハ(ユニ貯蓄銀行)は12日、合併に向けた協議を行っていることを明らかにした。合併が実現すれば資産額ベースで国内6位の銀行が誕生する。
リベルバンクは2011年に地方3銀行が合併して誕生した貯蓄銀行。2018年1~9月期の純利益は1億800万ユーロだった。ユニカハは91年に地方の5つの貯蓄銀行が合併して創設された銀行で、同期の純利益は1億4,200万ユーロだった。両行を合わせた資産額は959億ユーロに上る。
両行は超低金利で厳しい経営環境が続く中、収益基盤拡大に向けて合併を検討している。リベルバンクはスペイン北部、ユニカハは南部を主な拠点としており、地理的に補完的な関係にあることも合併の動機となっているもようだ。