スイスを本拠とする情報技術(IT)サービス企業アルソ・ホールディングはこのほど、ブルガリア同業ソリトロンを買収すると発表した。東欧事業の強化が狙い。買収には関係当局の承認が必要となる。
アルソによると、ソリトロンは2011年から18年にかけて売上高を3倍に増やし、ブルガリアで30%の市場シェアを握る。アルソはソリトロンの買収を通じ、経済成長が続くブルガリアで売上拡大につなげたい考えだ。
ソリトロンは1991年の創業でソフィアに本拠を置く。大手50社のITソリューションおよび製品の販売を手がける。2017年通期売上高は1億7,230万レフ(8,810万ユーロ)だった。
アルソは欧州18カ国で事業を展開する。10万人を超える顧客にICT(情報通信技術)サービス会社550社の商品を供給している。ブルガリア企業の買収で、東欧で未進出なのはロシアのみになったという。同社には独投資会社ドレーゲが過半数出資している。