セルビア政府は24日、ベオグラードの地下鉄建設に向けてインフラ建設大手の中国電力建設集団(パワーチャイナ)と協力協定を締結した。両者は今後、事業計画の詳細を取り決める。来年にも建設工事を開始する予定だ。25日から北京で開催される「一帯一路」国際会議に合わせて訪中したゾラナ・ミハイロビッチ社会基盤相とパワーチャイナの熊立新(シォン・リーシン)副社長が調印した。
2017年7月にベオグラード市当局が公表した交通基本計画によると、同建設事業では地下鉄2路線を新設し、既存の鉄道路線(4線)との相互乗り入れを実現する。2路線の長さはそれぞれ22キロメートルと19.8キロメートルで、工期は3~4年。第1期工事の投資額は13億ユーロで、総費用は30億ユーロに達する見込みだ。