仏PSAがポーランドでLCV生産、「アストラ」は独に移管か

仏自動車大手PSAは9日、ポーランド南部のグリヴィツェ工場で2021年から小型商用車(LCV)を生産すると発表した。イタリアのLCV工場の生産能力が限界に達しているためで、新たに300人を雇用してプジョー「ボクサー」やシトロエン「ジャンパー」などの大型バンを年10万台生産する。

グリヴィツェ工場でのLCV生産開始に伴い、同工場でのオペル「アストラ」の生産は打ち切られる。独地方紙『マインツァー・アルゲマイネ・ツァイトゥング』は今回の発表に先立ち、「アストラ」の生産がリュッセルスハイムにあるオペルの基幹工場に移管される見通しだと報じたが、これまでのところPSAの確認は得られていない。

PSAは欧州商用車市場で25%のシェアを握っている。

上部へスクロール