EU新車販売、8カ月連続で低迷

欧州自動車工業会(ACEA)が17日に発表したEU(マルタを除く27カ国)の4月の新車販売(登録)台数は130万3,787台となり、前年同月から0.4%減少した。販売低迷は8カ月連続。最大の市場であるドイツで不振が続いている。(表参照)

主要市場ではスペインが2.6%増、イタリアが1.5%増、フランスが0.4%増と復調した。しかし、ドイツが1.1%、英国が4.1%の幅で落ち込んだ。

欧米の主要メーカーは最大手のフォルクスワーゲン(VW)が3.7%減、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)が2.9%減、フォードが4.8%減と振るわなかった。

日本勢はトヨタが2.7%増、マツダが0.4%増、三菱が24.9%増と健闘したが、日産が16.7%、ホンダが3.1%の幅で落ち込んだ。

EU27カ国にアイスランド、ノルウェー、スイスを加えた欧州30カ国ベースの4月の販売台数は0.5%減の134万4,863台だった。

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