EU統計局ユーロスタットが14日発表したユーロ圏の3月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比で0.3%の低下となり、2カ月連続で落ち込んだ。ドイツを除く主要国で不振だったことが響いた。下げ幅は前月の0.1%から拡大した。(表参照)
分野別ではエネルギーが0.3%、非耐久消費財が1%低下した。中間材は0.1%、資本財は0.4%、耐久消費財は0.7%の幅で上昇した。
EU28カ国ベースの鉱工業生産指数は0.1%低下。2カ月連続でマイナスだったドイツが0.4%上昇と改善したが、フランスとイタリアがマイナスに転落。スペインは下げ幅が膨らんだ。英国は0.7%の上昇となった。
前年同月比ではユーロ圏が0.6%の低下、EUが0.4%の上昇となった。