インド自動車部品メーカーのサムヴァルダナ・マザーソン・グループ(SMG)は16日、ハンガリー東部のトゥルケベでバンパー工場を開所した。投資額50億フォリント(1,530万ユーロ)のうち14億8,000万フォリントを政府の助成で賄った。新規雇用は100人。
プラスチック部品部門のマザーソン・オートモティブ・テクノロジーズ・アンド・エンジニアリング(MATE)を通じて投資した。新工場の施設面積は1万2,000平方メートル。トゥルケベではすでにSMGのミラー部門のサムヴァルダナ・マザーソン・リフレクテック(SMR)が工場を操業している。同社は乗用車のバックミラー生産で世界シェア25%を握る。
SMGは2009年にハンガリーへ進出。生産施設面積は計10万5,000平方メートルで、全体で3,500人以上を雇用する。製品をBMW、フィアット、オペル、現代自動車、ポルシェ、アウディ、フォルクスワーゲン(VW)、スズキ、ホンダ、メルセデス、プジョーなどの自動車大手に供給している。
SMG子会社のサムヴァルダナ・マザーソン・ペグフォルム(SMP)も同国でバンパー工場を運営している。