EU統計局ユーロスタットが12日発表したユーロ圏の5月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比で0.9%上昇し、4カ月ぶりのプラスとなった。低迷していたドイツなどを含む主要国で軒並み上昇し、指数を押し上げた。(表参照)
分野別では中間材が0.2%低下したが、エネルギーが0.7%、資本財が1.3%、耐久消費財が2.3%、非耐久消費財が2.7%の幅で上昇した。
EU28カ国ベースの鉱工業生産指数は0.8%上昇。前月にマイナスだったドイツ、イタリア、英国がそれぞれ0.7%、0.9%、1.4%のプラスとなった。また、フランスが2.1%、スペインが0.5%の幅で伸びた。
前年同月比ではユーロ圏が0.5%の低下、EUが0.4%の上昇だった。