日本ペイントホールディングスは11日、トルコの建築用塗料メーカー、ベテクの買収を完了したと発表した。最終取引額は14億700万トルコリラ(2億1,900万ユーロ)で、同社と子会社などグループ9社を傘下に収めた。トルコの建築用塗料市場でシェアトップを占めるベテクの取得により、高い成長性が見込まれる同国建築市場の需要を取り込む。
ベテクは1988年に創業。建築・工業用塗料に加え断熱材の製造販売を手がける。資本金は1億リラ。2018年12月期のグループの連結売上高は17億5,000万リラ、営業利益は7,600万リラ(1,180万ユーロ)だった。
日本ペイントはこれまでアジアの建築用塗料事業で培ったノウハウをベテクに提供し、同社の成長を後押しする方針だ。