ユーロ圏鉱工業生産、6月は再びマイナスに

EU統計局ユーロスタットが14日に発表したユーロ圏の6月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比1.6%の低下となり、2カ月ぶりに低迷した。前月は0.8%上昇し、4カ月ぶりのプラスとなったが、再び落ち込んだ。(表参照)

分野別では中間材が0.8%、エネルギーが0.2%、資本財が4%、耐久消費財が1.2%、非耐久消費財が2.8%の幅で低下した。

EU28カ国ベースの鉱工業生産指数は1.5%低下。主要市場は軒並み悪化した。下げ幅はドイツが1.8%、フランスが2.3%、スペインが0.2%、英国が0.1%となっている。

前年同月比ではユーロ圏が2.6%低下し、下げ幅は前月の0.8%から拡大。EUは1.9%の低下となり、0.1%の上昇だった前月から悪化した。

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