JLR:ジャガーも英工場稼働を一時停止、合意なき離脱に備え

英自動車大手ジャガー・ランドローバー(JLR)は26日、英国が合意なしでEUから離脱する事態に備えて、国内の全工場が一時的に生産を休止すると発表した。トヨタとBMWに追随する形となる。

対象となるのは4カ所の工場(うちひとつはエンジン工場)。EU離脱期限となっている10月31日の直後の11月4日の週に生産を休止する。

ラルフ・スペス最高経営責任者(CEO)は、英国が合意なき離脱に至ると物流が混乱し、1日当たり2,000万個が必要となる部品の調達が滞る恐れがあることから、一時的な操業停止はやむを得ない措置だとしている。

英国に生産拠点がある自動車メーカーでは、トヨタが離脱予定日の翌日にあたる11月1日のバーナストン工場の操業を停止することを決定済み。BMWはオクスフォード工場を10月31日と11月1日の2日間にわたって生産を休止する。

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