8月のユーロ圏鉱工業生産、3カ月ぶりプラスに

EU統計局ユーロスタットが14日に発表したユーロ圏の8月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比で0.4%上昇し、3カ月ぶりに伸びを記録した。機械など資本財が復調を支えた。(表参照)

分野別では資本財が1.2%、中間材が0.3%の幅で上昇した。ただ、エネルギーと耐久消費財、非耐久消費財はマイナス。前年同月比の鉱工業生産指数は2.8%低下と、10カ月連続で低迷しており、ユーロ圏の鉱工業が完全に復調したとはいえない状況だ。

EU28カ国ベースの鉱工業生産指数は前月比で0.1%上昇。主要国はドイツが0.6%、イタリアが0.3%、スペインが1.1%の上昇となった。フランスは0.8%、英国は0.7%の幅で落ち込んだ。

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