インドの複合企業マヒンドラグループ傘下のIT会社テック・マヒンドラは16日、ルーマニア西部のティミショアラに研究開発(R&D)センターを開設した。欧州の顧客企業のネットワークシステム管理業務を独自の人工知能(AI)技術とITソリューションを通じて自動化していく。従業員数は約100人。
欧州・中東・アフリカ(EMEA)地域を統括するテック・マヒンドラEMEAのナイール社長は「ティミショアラではIT産業が急速に発展している。英語とドイツ語双方に長けた若年層も多い」と述べ、今後同地を欧州事業のハブ拠点とする方針を示した。
テック・マヒンドラはITサービスやビジネスプロセスのアウトソーシングを手がける。世界90カ国で11万8,390人を雇用し、約930の顧客にコンサルティングサービスを提供している。