ユーロ圏景況感が2カ月連続悪化、15年1月以来の低水準に

欧州委員会が10月30日に発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は100.8となり、前月の101.7から0.9ポイント低下した。景況感の悪化は2カ月連続で、2015年1月以来の低水準に後退した。

分野別では製造業が米中貿易戦争の余波などで0.6ポイント低下した。このほかサービス業が0.5ポイント、消費者が1.1ポイント、小売業が0.9ポイントの幅で悪化した。建設業は1.3ポイント上昇した。

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28カ国ベースのESIは、前月を0.9ポイント下回る99。長期平均である標準値の100を割り込んだ。主要国はドイツが0.2ポイント、フランスが0.1ポイント、スペインが0.3ポイントの低下となった。英国は1.8ポイント、イタリアは0.1ポイントの幅で改善した。

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