スイス製薬大手ノバルティスは11日、南アフリカ同業アスペン・ファーマケアの日本事業を買収することで合意したと発表した。買収額は最大4億ユーロ。2020年上期の買収手続き完了を見込む。
アスペンは日本でジェネリック薬(後発医薬品)事業を手がけている。ノバルティスはジェネリック薬部門のサンドを通じて、同事業を取得する。当初の支払額は3億ユーロ。合意した条件に沿って、最大1億ユーロを追加で支払う。
アスペンは経営悪化で膨らんだ債務の処理に向けて資産売却を進めている。その一環として日本事業の売却を決めた。