カナダ自動車部品・農機製造大手リナマーのハンガリー子会社リナマー・ハンガリーはこのほど、同国南東部のオロスハーザ工場とベーケシュチャバ工場の拡張を完了したと発表した。投資額は7,800万ユーロ。250人の雇用を創出する。
ベーケシュチャバ工場では新たに面積1万平方メートルの工場を開設し、プレミアムカー向けの電動パワートレインの製造拠点として整備した。製品は独自動車大手ダイムラーのモデル向けで、米国、中国などに輸出する。新規雇用は150人。
シザーリフトなどの昇降機を手がけるオロスハーザ工場では生産棟を増設して生産能力を拡大。自走式高所作業用リフトの生産に向けて100人を雇用した。
リナマーは1992年にハンガリーに進出した。北東部のジェンジェジュにも工場を持ち、全国で約2,600人を雇用する。