欧州委員会が2月27日に発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は103.5となり、前月から0.9ポイント上昇した。景況感の改善は4カ月連続。ただ、今回の調査には新型コロナウイルスによる肺炎の感染がイタリアを中心に拡大していることは十分に反映されておらず、今後は悪化する可能性がある。
分野別では製造業が0.9ポイント、サービス業が0.2ポイント、消費者が1.5ポイントの幅で上昇した。小売業は0.1ポイント、建設業は0.5ポイントの低下となった。
EUのESIは前月を0.5ポイント上回る103。主要国はドイツが0.6ポイント、フランスが1.9ポイント、スペインが1.21ポイントの幅で改善した。イタリアは横ばいだった。