EU統計局ユーロスタットが12日に発表したユーロ圏の1月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比で2.3%上昇し、8月以来5カ月ぶりにプラスとなった。ただ、2月以降は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で落ち込むのが必至とみられている。
分野別ではエネルギーが0.1%低下したが、中間財が3.2%、資本財が2.6%、耐久消費財が0.7%、非耐久消費財が0.8%の幅で上昇した。
EU27カ国ベースの鉱工業生産指数は2%上昇。主要国はドイツが2.7%、フランスが1.2%、イタリアが3.7%、スペインが0.1%の幅で伸びた。
前年同月比ではユーロ圏が1.9%、EUが1.5%のマイナスとなったが、下げ幅はそれぞれ前月の3.6%、3.5%から縮小した。