2月のEU新車販売7.4%減、2カ月連続で低迷

欧州自動車工業会(ACEA)が18日発表したEU(マルタを除く26カ国)の2月の新車販売(登録)台数は95万7,052台となり、前年同月から7.4%減少した。一部の国で1月から自動車が増税となったほか、新型コロナウイルスの感染拡大も影響したとみられる。(表参照)

販売低迷は2カ月連続。主要市場はドイツが10.8%減、フランスが2.7%減、イタリアが8.8%減、スペインが6%減と軒並み落ち込んだ。

欧米の主要メーカーで販売が伸びたのはBMWだけ。とくにルノーが14.3%減、ダイムラーが12.7%減と不振が目立った。最大手のフォルクスワーゲン(VW)は5.3%減だった。

日本勢はトヨタがレクサスの販売好調に支えられ、11.5%増と健闘したが、日産が6.6%、マツダが30.2%、三菱が3.4%、ホンダが29.5%の幅で落ち込んだ。

EU26カ国に英国、アイスランド、ノルウェー、スイスを加えた欧州30カ国ベースの販売台数は7.2%減の106万6,794台だった。

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