スイス製薬大手のノバルティスは20日、弱視治療のゲームを手がける米新興企業アンブリオテックを買収したと発表した。買収額は明らかにしていない。
アンブリオテックは、斜視になっている目が使われないため視力が発達しない斜視弱視の治療に使うゲームを仏ゲームソフト大手ユービーアイソフト、カナダのマギル大学と共同で開発した企業。このゲームは3D(三次元)眼鏡を装着してプレーするもので、弱い目の機能を強化する効果がある。
ノバルティスは引き続きユービーアイソフト、マギル大学と提携し、同事業を展開していく方針だ。