欧州中央銀行(ECB)は4月30日に開いた定例理事会で、新型コロナウイルス問題を受けた金融機関の資金繰り悪化に対応するため、銀行に対する資金供給策の強化を決定した。長期資金を貸し付ける条件を緩和...
2020/5/4
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ECBが銀行にマイナス1%で長期資金供給へ、政策金利と資産購入規模は据え置き
この記事の要約
長期資金を貸し付ける条件を緩和し、最低マイナス1%の超低金利で資金を供給する。
ECBは市中銀行を対象とした長期資金供給オペ(TLTRO-III)について、今年6月から1年間、最低マイナス1%の低利で資金を貸し出し、金利負担を肩代わりする。
一方、量的緩和政策に関しては、3月に導入した20年末までに国債などの資産を追加で7,500億ユーロ(約89兆円)購入する新たな資産購入プログラム「パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)」の規模を維持する。
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