ノルウェー中銀が追加利下げ、ついにゼロ金利に

ノルウェー中央銀行は7日、政策金利を0.25ポイント引き下げ、過去最低の0%にすることを決めたと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大に加え、原油価格の急落で経済が大きな打撃を受けていることに対応するため、異例のゼロ金利政策導入に踏み切った。

西欧最大の産油国であるノルウェーは、新型コロナの影響で景気が悪化しているほか、原油安が経済を大きく圧迫している。中銀は3月、2度にわたって緊急利下げを実施し、1.5%だった政策金利を1.25ポイント引き下げ、0.25%としていたが、経済が通常の状態に戻るまで時間がかかるとして、追加利下げを決めた。

中銀は2020年の国内総生産(GDP)伸び率をマイナス5.2%と予想している。オルセン総裁は、利下げは今回で打ち切り、当面はゼロ金利を維持する方針を示した。

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