英政府、休業者の給与補助を4カ月延長

英政府は12日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で一時休業を迫られた労働者の給与を補助する制度を4カ月延長し、10月末まで継続すると発表した。ただ、財政負担が大きいため、8月からは企業側にも負担を求める方針を打ち出した。

同制度は企業が雇用を維持するため、休業者の給与の80%(月額2,500ポンド=約32万円が上限)を政府が支給するというもの。当初の実施期間は3~5月だったが、6月末までの延長が決まっていた。

支給対象となる労働者は約750万人で、全労働者の4分の1に相当する。政府の負担は巨額で、1カ月当たりの支給額は約80億ポンドに上る。このため、スナク財務相は8月から企業にも一部の負担を求める方針を示した。詳細は未定だが、消息筋がBBCに明らかにしたところによると、半額以上の負担は求めない見込みという。

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