航空機エンジン大手の英ロールス・ロイスは20日、航空不況で経営が悪化していることを受けて、9,000人以上を削減すると発表した。削減は5万2,000人に上る全従業員の約2割に相当する規模となる。
削減は旅客機部門を中心に実施する予定。年13億ポンド(約1,700億円)のコスト節減効果を見込む。労組と協議した上で正式決定する。
航空業界では新型コロナウイルスの感染拡大に伴う旅行制限で、大半の便が運休している状況だ。ロールス・ロイスは需要が急減し、厳しい状況に陥っていることから、リストラを迫られた。